施設情報

INTRODUCTION

競走馬育成・調教牧場『グロースフィールド』は茨城県の南部、阿見町(阿見トレーニングセンター)に位置しJAR美浦トレーニングセンターから車で15分ほどにある競走馬育成牧場です

グロースフィールドでは、トレーニングセンター入厩後スムーズにケア及び調教が継続して行えるように各調教師と緊密に連携し、充実した設備環境のもとで皆様の愛馬が活躍できるように鋭意努力しております。

新馬戦を狙う馬や、放牧後再調整を目的とした競走馬のリフレッシュ・調整、今までのトレーニングに加え充実した設備環境によりレペティショントレーニングを行い体力アップ、スピードアップ、勝負感を養いレースに向けての調整など目的に応じて、トレーニングメニューを調整し、また各担当のスタッフが徹底管理を行い効率の良い調教を行っております。

施設環境

FACILITIES

美浦トレーニングセンターから15分圏内という立地の良い場所に位置する為、頻繁に行われる入れ替えによる馬への負担が輸送時間の短縮により軽減されます。また、馬にとっても快適な厩舎作りや最適な調教設備を日々追求しています。

    走路

  • ・馬場走路1200m / 500m / 400m(3コース)
  • ・角馬場 2か所
  • ・ロンギ馬場
  • ・ゲート発馬機

細かい調整に必要な短いコースや角馬場やロンギ馬場、1200mの整備されたダートコースで、初期調教から、追切までの調教が可能です。

    トレーニング環境

  • ・ウォーキングマシーン 2台
  • ・最新トレッドミル 1台

最新型のトレッドミルを導入しました。これにより10パーセントまでの勾配を付けられることにより坂路トレーニングが行えます。最高速度35km

☆美浦 : 0.625% 400M  3.0% 350m 4.688%80m
☆栗東 : 2%300m 3.5%570m 4.5%100m

また、コンピューター管理により、速度、時間、勾配も自由に調整出来ますのでレース後のリフレッシュや馬に合わせたトレーニングメニュー(レペティショントレーニング、インターバルトレーニング等)を行うことが出来ます。

馬房数に対して ウォーキングマシーン2台を設置しウォーミングアップやクールダウンに必要な時間を十分に取ることができます。

    厩舎

  • ・馬房数(40馬房)エアコン&ウォーターカップ完備
  • ・洗い場 8か所
  • ・馬体重計 1台

新築された厩舎にエアコン設備を導入し清潔な馬房で愛馬が快適に過ごすことができます。今までもミスト、送風機、扇風機によって夏場の異常気象に対応してきましたが、湿気などの問題点もあり、より良い環境を求めました。厳冬期の一時暖房による疝痛予防にも対応します。

休養・調整

MAINTAIN

グロースフィールドでは、馬主・調教師の要望など的確に受け止められるよう常にコミュニケーションを取り合っております。

レース後、放牧に来た馬、新しく入厩した馬は、獣医師のチェック後、運動、調教を再開します。(レース後すぐに帰ってきた馬や、新しく入ってきた馬が、時として骨折、腱の炎症がみられることがあります。)
その際、休養馬に対して野生の自然な状態を維持させるため短時間の放牧など体だけでは無く、馬の精神面でのリフレッシュを積極的にはかり、馬体を細かくチェックします。

運動、調教再開後は各担当のスタッフが徹底管理のもと通常のトレーニングに加えレペティショントレーニングを行い体力・スピードアップ、勝負感を養いレースに向けてメニューを調整します。

育成(調教)

TRAINING

元JRA騎手 原 昌久を中心に各調教師との緊密な連携により希望日程、仕上げを馬の成長、状態にあわせてスケジュールを組み、それに加えて当日の馬の状態に合わせた効率の良い効果的なトレーニングを行っております。

飼料関係、サプリメントは馬体作りの基幹と成る物と考え、サラブレット飼料研究者等と一緒に考えて飼料を配合し効果的なサプリメントとバランス配合を考えて更に効率の良い吸収時間帯を考慮し給与しております。

競走馬として活躍するようになるまでの若馬の育成に関しては馬体の成長を見極めながら基礎体力を養成し積極的に鍛えていきます。
心身ともに強くたくましい競走馬を育てる為には、まず人に対する信頼感を養いながら若馬一頭ずつの個性を理解します。その馬の理解度に応じて確実に一つずつの要求が出来てから次のステップに進むことが重要だと考えています。人に対しての信頼感があれば乗り手の要求に応じてくれるため、レベルの高い調教が行えます。

フォロー

FOLLOW

・毎日、JRA美浦トレーニングセンター開業獣医が検診、治療等を行うため、早期発見、早期治療が行えます。現在の競馬システムでは短期間での治療が必要なため獣医師の馬体チェックと治療の重要性は増しています。

・装蹄においても、JRA美浦トレーニングセンター開業装蹄師が、各調教師と連携の上派遣され馬にとって最良な装蹄をします。

・調教後、運動器疾患の予防などの為に水冷治療、クールマックス塗布など行い肢を冷やすなど馬体を第一に考えたケアを十分に行っています。(水冷治療、クールマックス治療費は基本預託料に含まれています)

・特殊配合薬を使用し馬体マッサージを行い疲労回復、馬体リフレッシュに努めております。(特殊配合薬、マッサージ費、共に基本預託料に含まれています)

・馬主様に愛馬の状態をお伝えするため毎月、日誌を送付しています。

・馬が集中して調教に臨めるよう馬場の景観、環境づくりを日々追求しています。